住み替えの時期的な流れ(売却と購入の両方を行う場合)
① 住み替えの目的を明確にする(6~12か月前)
- 住み替えの理由を整理(広い家にしたい、立地を変えたい、資産整理など)
- 住み替え先の条件をリストアップ
- 住宅ローン残債の確認(売却と購入の資金計画を把握)
② 売却と購入、どちらを優先するか決める(5~10か月前)
住み替えには主に 「売り先行」 と 「買い先行」 の2つの方法があります。
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売り先行(先に自宅を売却)
- 売却価格が確定するため、購入資金計画が立てやすい
- 売れないリスクを回避できる
- 仮住まいの費用が発生する可能性あり
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買い先行(先に新居を購入)
- 住み替えがスムーズで、仮住まいが不要
- ダブルローンになる可能性がある
- 売却が長引くと資金計画に影響する
→ どちらを優先するかでスケジュールが変わるため、よく検討する
③ 不動産会社に相談・査定依頼(4~8か月前)
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売却する場合
- 不動産会社に査定を依頼(複数社に依頼すると相場感がつかめる)
- 仲介か買取かを決める(スピード重視なら買取、価格重視なら仲介)
- 売却活動の開始(広告掲載、内覧対応)
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購入する場合
- 購入希望エリアの相場を調査
- 住宅ローンの事前審査を受ける
- 内覧を重ねて候補物件を絞る
④ 売却契約または購入契約(3~6か月前)
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売り先行の場合
- 買い手が見つかれば売買契約を締結
- 引渡しのタイミングを調整(仮住まいを考慮)
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買い先行の場合
- 希望の物件が決まれば購入契約
- 住宅ローンの本審査を申請
⑤ 売却・購入の引渡し(1~3か月前)
- 売却の場合は、引渡し前に引っ越しを完了
- 購入の場合は、残金決済と同時に鍵の受け渡し
- 転居に伴う手続き(住所変更、ライフラインの契約変更)
⑥ 新居への引越しと旧居の引渡し
- 引越し準備(荷造り、業者手配)
- 新居の設備確認、入居前のクリーニング
- 旧居の引渡し(契約通りに原状回復が必要な場合も)
ケース別の住み替えスケジュール例
✔ 売り先行のケース
時期 | 主な作業 |
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半年前~ | 査定依頼、不動産会社選定 |
4~5か月前 | 売却活動開始 |
2~3か月前 | 買主と売買契約 |
1~2か月前 | 新居探し、引越し準備 |
0か月 | 新居引渡し・引越し・旧居引渡し |
✔ 買い先行のケース
時期 | 主な作業 |
---|---|
半年前~ | 住宅ローンの事前審査、物件探し |
4~5か月前 | 購入契約・住宅ローン本審査 |
2~3か月前 | 旧居の売却活動開始 |
1~2か月前 | 新居の引渡し、引越し |
0か月 | 旧居の売却完了・引渡し |
まとめ
- スムーズに住み替えるには、余裕をもって6か月~1年の計画が理想
- 「売り先行」「買い先行」どちらの方法を取るかでスケジュールが変わる
- 売却価格と購入資金のバランスを考えながら計画を立てることが重要
住み替えの流れを理解しながら、希望条件に合った計画を立ててください!