不動産の匿名査定って何?メリットやデメリットを解説
【不動産の匿名査定って何?メリットやデメリットを解説】
不動産を売却する際に査定を依頼する場合、本来であれば査定を依頼する際に不動産の情報とこちらの個人情報を伝えなければなりません。しかし、中にはこちらの個人情報を伝えずに不動産の査定を依頼できる方法があります。
それが匿名査定です。
匿名査定を依頼することで自分の情報を明かすことなく依頼できるので、自分の情報を知られたくない人などにおすすめです。それでは、匿名査定とは何か、匿名査定の利点や欠点についてご説明しましょう。
【匿名査定とは?】
匿名査定とは、その名の通り自分の情報を明かさずに売却予定の不動産の査定を依頼する方法です。
本来であれば査定を依頼する際に自分の情報を入力しなければなりませんが、今回の場合はメールアドレスと物件の情報だけでいいのでその他の情報を知られることがありません。手軽に価格が分かるのが大きなポイントです。
【匿名査定の利点】
匿名査定には、以下のような利点があります。
・自分の情報を入力する必要性がない
・査定価格がすぐに分かる
あまり知られていない方法ではありますが、以上のような利点があるので利用を検討するのがおすすめです。それでは、どんな利点があるのかご説明しましょう。
〇個人情報を入力する必要性がない
まず、不動産の査定を依頼する際に自分の情報を入力する必要性がないのが最大の利点です。
名前や住所、電話番号などのプライバシーとなる情報を入力する必要性がないため、余計な情報を知られる心配がありません。万が一にも情報漏洩してしまう可能性もありますし、何より不動産会社からの営業が来ることがないのが大きいでしょう。
不動産会社によってはしつこく営業をかけてくるケースもあるため、しつこい営業が来るのが嫌なら匿名査定を依頼するのが得策です。
〇査定価格がすぐに分かる
匿名査定といっても実際はこちらの情報を明かさずに簡易査定を依頼するのと同じなので、簡易査定の利点がそのまま生きます。
最短即日~3日程度で査定結果が送付されるので、その結果を元に本格的に訪問査定を依頼するか、そのまま売却を依頼するか選びましょう。
【匿名査定の欠点】
匿名査定には、以下のような欠点があります。
・大まかな査定結果しか分からない
・不動産会社と一切コミュニケーションが取れない
匿名査定は自分の情報を入力しないため、不動産会社とのやり取りができなくなります。この点で言えば簡易査定や訪問査定の方が柔軟に対応してくれるので、本当に訪問査定を依頼するのかよく検討する必要性があります。
それでは、匿名査定の欠点についてご説明しましょう。
〇大まかな査定結果しか分からない
この方法は自分の情報を入力しない簡易査定を依頼するのと同じなので、欠点も同じな点に注意が必要です。
こちらが伝えた不動産の情報を元に短時間で査定結果を教えてくれますが、訪問して詳しいところまでチェックしたわけではないので大まかな査定結果しか分かりません。
〇不動産会社と一切コミュニケーションが取れない
最大の欠点は、不動産会社とのコミュニケーションが一切取れないことです。
簡易査定でも訪問査定でも結果次第で売却するかどうかを不動産会社と相談しながら決めることができます。しかし、匿名査定の場合は結果を出してくれても、不動産会社から匿名の人のためにコミュニケーションを取ってくることはありません。
こちらから情報を明かしてやり取りしなければ、売却の話を進めることができないので注意しましょう。
【まとめ】
不動産会社に自分の個人情報を明かしたくないなら、匿名査定を依頼するのがおすすめです。匿名査定は一切コミュニケーションが取れない代わりに最短即日で大まかな査定結果を出してくれるので、査定価格だけでも知りたい時におすすめの方法です。しかしながら、より正確性のある査定を行うにはやはり不動産会社への査定依頼が最適でしょう。